メタボルマン

旧羽州街道を行く 楢下~桑折

〇クマ&サル軍団をパスするため、今回も歩きを断念した羽州街道。バイクで行きます。

〇まずは楢下宿に行きますが、この間ブログでご紹介した楢下のこんにゃく番所は

楢下のこんにゃく番所 内部
(こんな感じになっており、休憩にいい場所です)

〇楢下宿の一里塚を越えたら、この間の続き、七ヶ宿へのバイク旅です。

金山峠の晩秋
(標高629Mの金山峠です)

〇旧羽州街道はこの道ではなく、一本山に入った道を行きます。ですが、この道も十分秋を満喫できます。宮城側はよくガードレールにサルが腰掛けていて、行き交う車を人間のように見つめていますが、今日はさすがに寒いのか、出てません。

金山峠の鏡清水
(白石川の源 鏡清水)

〇昔、参勤交代でここを通ったお姫様が鏡代わりに清水を使い、お色直しをしたので「鏡清水」だそうです。

〇下りは早く、急こう配に宮城側に下ります。

干蒲宿
(干蒲宿まで続く一本道。昔は葛が名物で、4~5軒の茶屋があり、葛をすさまじく積み置いて街道を行き交う人にすすめたそうです)

〇狭路の山道ゆえ、今はほとんど誰も通らない道になりましたが、ちょっと前まで現役の茶屋が一軒あった、と聞いています。

湯原宿に出る
(湯原宿に入ります)

〇久々に人家を見て落ち着く私。マニュトウゴールドに火をつけます。旧羽州街道は国道113号線の一本北を併走します。

堺沢付近
(紅葉と岩のコントラストがきれいです)

〇マーク2ことSR400で走ると、なんか心地よくなって歩きたくなくなります。「ああ、散歩にきたのにー」と思いながらも宿場を通過してしまいます。ルルルルと静かに回るエンジンと心地よい振動。穏やかなサスの動きと軟らかいシート。まったり感に包まれます。

〇散歩場所に連れてってくれる移動バイク。SRは不向きです。快適なので降りたくなくなります。カブも逆の意味で不適。現地に着くまで疲れますし、散歩後も帰路の疲れを考えるとうんざりします。TRが一番いいですね。適度な活発さと扱いやすさがあり、アクティブになれます。

秋の滑津
(歩きたくないねえ)

道の駅 七ヶ宿の秋
(面倒だもんねえ)

〇昼飯をとり、ダラダラ走り今回は終わり・・・とは行かないのが私の旅です。国道113号線がこの先通行止め、と来ました。白石川は阿武隈川の支流です。「やられたんだな、19号に」・・・まだ復旧は先のようなので、七ヶ宿湖の南側の道を走ります。

七ヶ宿大橋を渡る
(七ヶ宿大橋。湖底に渡瀬宿と旧羽州街道が眠っています)

〇南の道は鬱蒼とした細い林道の様子。と、アルファードがUターンして引き返そうとしています。恐くなったのか、私を見ていません。轢かれるか、と思いました。若いカップルです。私は心の中でつぶやきます。「危ないから引き返す・・・か。こういう道こそ先にベストスポットがあるのにね。」と。

〇狭路ですが舗装された道。気持ちよく走ること10分。突然青空が顔を出します。と、トンネルと橋梁が連続するんですが、その橋という橋に人がちらほら竿を立てています。「何釣れるんですか?」「ワカサギです」・・・なんと、あれって氷の上からじゃなくても釣れるんだ!子供連れのお父さん、一生懸命ご指導中でした。七ヶ宿の南の林道沿いの橋げた、静かなワカサギスポットです。道は険しくても走るもんだ、と思います。その先にオアシスは必ずあります。

下戸沢宿の秋
(福島方面に入ります。)

〇「必ず帰りは飛不動尊を参拝しましょう」そんな看板を見ながらいかめしい不動尊の前を通過。なんかご利益がありそうな感じの社でした。下戸沢宿を通過し、誰も走らない県道46号線を南下します。茅葺屋根の家がかつての街道を彷彿させます。

上戸沢番所跡
(上戸沢番所跡。七ヶ宿通り最南端の宿駅で、仙台藩五大番所の1つ)

〇明治時代になり栗子峠が開削され、万世大路(現在の国道13号線)が主街道となってから、七ヶ宿は一気に衰退しました。参勤交代の行列、商人たちの行き交い、旅人たちの足音や宿場の賑わい。そんな歴史を紡いだ羽州街道も、今は草深い山中にひっそりとたたずんでいます。

上戸沢宿の秋
(山中の細い旧道伝いに20軒ほどの家が軒を並べる上戸沢宿)

〇まもなく小坂峠に入り桑折に出る、ゴールは目と鼻の先、そんな時、必ず起こるアクシデント

19号が残す傷跡
(崩落する羽州街道)

〇ここまできて・・・すり抜け・・・無理だ!巨大な土嚢が邪魔で狭すぎます。しかし、なんで標識も出さないのか?2019年10月現在、国道113号線の七ヶ宿~白石は通行止めで迂回路はあります。しかし、県道46号線七ヶ宿~国見間は道路崩落のため通行できません。

〇と、後ろからライダー2名が来ます。最初は「なんで標識もないんだ!」と怒ってましたが、互いに顔を見合わせます。「路肩ギリギリのところでやってみます?」「全員で1台ずつ通すか。」「そうと決まれば押すぞ!」

〇3人できわどい路肩を通します。

崩落した県道

〇ライダーの素晴らしさってなにか。1つはあくまでもチャレンジする前向きさ、1つは単車好き同士の意思疎通だと思います。1人じゃ無理でもみんなでやればできるんじゃないか、あきらめるよりやるだけやろう、そう思えば一致団結するのが単車乗り。難所もクリア、笑顔もはじけます。

晩秋の信達平野
(信達平野です)

秋の産坂入口
(産坂入口です)

産坂の弘法水
(湧き出る弘法水)

〇坂沿いに続く小坂の集落を過ぎればいよいよ羽州街道の始点、桑折に到着です。

桑折の追分
(桑折の追分)

桑折の追分の碑
(右 奥州仙台道 左 羽州最上道 と書いてあるそうです 1708年の建立)

〇日本最長の奥州街道は栃木県宇都宮市で日光街道と分岐し、ここ福島県桑折町で羽州街道と別れます、奥州114次と羽州58次。この2つの大道は油川宿で再び合流するまで、東北の太平洋側と日本海側を縦断します。東北地方の県庁所在地は、全て奥州街道沿い(福島市、仙台市、盛岡市)か羽州街道沿い(山形市、秋田市)、またはその合流地(青森市)にあります。

追分の看板

〇帰りは飯坂から13号線経由で山形市へ帰りましたが、101KMありました。ちなみに行きは旧羽州街道利用で86KMで着きました。羽州街道は歩き旅が中心だったため、距離優先に作られたのだ、と思います。確かにワープした感じで福島入りできます。ただ、山道を走るため、車で移動、と考えると国道13号線を使った方がいい、と感じます。バイクなら・・・もちろん羽州街道がおすすめです。早く道路が直るといいですね。

〇ワークマンの防風防寒防水ゴワゴワを着込んでも、隙間からの風が冷たい晩秋のバイク旅。暖かく着込んで皆さんもライディングしてください。なんだかんだ言って本日の歩行距離は7.5Km。案外バイク旅も歩くものですね。

〇桑折~院内間の羽州街道はとりあえず通しました。「旧羽州街道を歩く」はとりあえず今回で一旦打ち止めにしたいと思います。今後は時間があれば、院内以北を出来る限り、そう、できる限り歩いていきたい、と思います。


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